酒粕の保存方法 冷凍はできる? カビと熟成の違いは?

酒粕の保存方法 冷凍はできる? カビと熟成の違いは?

酒粕の保存方法 冷凍はできる? カビと熟成の違いは?

酒粕

酒粕は日本酒を製造する際にできる副産物で、アルコールを含んでいますから基本的に腐ることはありません。

 

そんな酒粕ですが長時間放置しておくと熟成して色が変わったりします。

 

熟成しすぎると味が変わってしまうので、酒粕の熟成を遅らせるためにも適切な保存方法を用いる必要があります。

 

今回は酒粕の保存方法、冷凍できるかやカビと熟成の違いを紹介します。


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酒粕の保存方法

酒粕の進行を遅らせたい場合には低い温度で保存する必要があります。

 

酒粕の風味を失わないためには、冷暗所で保管するのが理想です。

 

冷蔵庫ですと3、4ヶ月は風味が継続します。

 

 

甘酒に使いたい場合は、白いままが適しているので買ったら早めに甘酒に使うか、冷蔵庫に入れておきます。

 

私は購入時に入っていた袋ごと冷蔵庫に入れてますが大丈夫です。

 

 

酒粕は乾燥するとポロポロしたりカチカチになりますし、アルコールが飛んでカビが生える場合があります。

 

開封したら焼酎を振りかけたり、ラップをして乾燥を防ぎましょう。

酒粕は冷凍できる?

冷凍庫

酒粕は冷凍できます!

 

酒粕の熟成の進行を止めるには冷凍するのがベストです。

 

冷凍の仕方
酒粕を小さく分けて個別にラップし、さらに密閉式のビニール袋にいれておきましょう。

 

こうして保存した酒粕は1年間は風味が保てます。

 

色も白いまま変化しないでしょう。

 

 

ビニール袋に直接酒粕を入れ、箸でます目を付けて冷凍庫へしまい、後でパキパキと割って保存する方もいらっしゃいます。

 

凍ったままの酒粕をお鍋や味噌汁に直接入れれば簡単に酒粕を楽しめますし、冷凍しておくと必要なときに必要な分だけ取り出せます。

 

 

冷凍した酒粕の解凍は、冷蔵庫で自然解凍がベストですがレンジを使う方もいます。

 

熱に弱い酒粕

酒粕は実は熱に弱く、加熱をすると酵母やビタミンが壊れて、3〜5割程度の健康効果になってしまいます。

 

「飲む点滴」としてモデルさんが美容のために甘酒を飲んでいますが、甘酒の作り方は一度熱しますので栄養が壊れてしまいます。

 

 

豆乳とバナナやりんごなどのフルーツと一緒にミキサーにかけてスムージーにしたり、粕漬けにして生のまま食べるのが理想的です。

 

粕漬けの独特の香りに抵抗がある方も、お味噌と半々に混ぜて野菜などを漬けると食べやすいです。

 

わさびを混ぜればわさび漬けです。

 

 

残った粕床はお味噌汁に入れて粕汁にしましょう。


酒粕のカビと熟成の違い

鑑定

酒粕はいままでご説明のとおり腐りにくい食品です。

 

しかし条件が悪いとカビが生えることがあります。

 

ただ熟成とカビの違いを見分けるのが難しいので見分け方を紹介します。

 

 

暖かい酒粕はとどんどん熟成が進行して行きます。

 

 

熟成が進行すると柔らかくなり、進行の度合いによって色が

 

白→ピンク→茶色→こげ茶

 

に変化していきます。

 

 

料理する用途によって、適した色(進行度)が違ってきます。

 

 

奈良漬けの中には、古粕という濃い茶色をした何十年ものの粕床で漬けたお漬物があるほどです。

 

 

ピンクや茶色や黄色は熟成した証拠ですから問題ありません。

 

 

対して白いふわふわとした綿状のものが付いたり、酸っぱい臭いがしたら有害な細菌が繁殖している可能性があります。

 

その場合は食べれませんので捨てましょう。


酒粕の保存期間はどれくらい?

保存期間カレンダー

酒粕は適切な保存をすれば基本的に腐りませんが、カビが生えてしまった場合は食べれません。

 

白い斑点や粉は旨み成分のアミノ酸ですので食べて大丈夫です。

 

保存に自信がもてない場合は賞味期限内に食べきりましょう。

 

賞味期限はだいたい3,4ヶ月に設定されています。


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