つるんとした食感が美味しいなめこは、味噌汁にしても手軽でおいしく、炒め物やあんかけにも大活躍な食材ですよね。

あまり旬を感じない食材ですが、天然物の旬は秋から冬。

食材として利用しているのは、ほぼ日本だけなんですね。

そんななめこですが、美味しく保存するにはどうしたらよいのでしょうか。

なめこの多くは培菌床栽培のものが流通していて、しかも生では傷みやすいので、真空パックか普通のパックで出荷されます。

しかしこの状態でも鮮度の落ちが早いので、食べきれない場合は早めに冷凍することが大切です。

しかもパックされているなめこは、この袋のまま冷凍できるので、とっても楽。

安い時にまとめて買っておいて、翌日までに食べる分以外はそのまま冷凍庫へ。

真空パックはそのまま、普通のパックのなめこはジップロックなどの冷凍保存可能な袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。

なめこはどんな食材よりも冷凍の手間がかからず簡単で、しかも冷凍してもなめこ特有の粘りも食感もそのままなので、忙しい方にもオススメな食材です。

他にもジャンボなめこなど、かぶのまま販売されているなめこも冷凍保存が可能です。

かぶ付きのなめこを冷凍する場合、石づきのくずやゴミがついているので水洗いしたくなりますが、洗ったりせず石づきを取ってゴミなども手でつまんで取りましょう。

使いやすい大きさにほぐしたら、ジップロックなどの冷凍保存可能な袋に、空気が入らないように平らに広げ、冷凍します。

使うときは、パックのなめこもかぶ付きのなめこも、冷凍のままザルにあけ、軽く水洗いすることで解凍されます。

解凍せずそのまま汁物に入れ、ひと煮立ちさせて食べる方もいらっしゃいますが、なめこは袋詰めする際にゴミや雑菌が入ってしまうこともありますので、一度軽く洗ってから調理することをオススメします。

真空パックのなめこは、未開封の状態なら冷蔵庫保存で2・3日、開封した場合1・2日とお考え下さい。

冷凍保存ですと保存状態により3週間〜1ヶ月保存可能です。

なめこも他のきのこ類と同じように、冷凍することで旨味がアップしますので、是非お試しくださいね。

なめこはパックした状態で販売していることが多いため、鮮度がわかりにくい食材でもあります。

新鮮ななめこの見分け方は、パックが固く、なめこ自体にもハリやプリプリとした固さがあるものが良いです。

袋の上から見てもぬめりの部分が濁っていたり、空気が入り泡立っているものは鮮度が落ちています。

色が黒くなってしまったり、押すとなめこの形が崩れてしまうものはすでに傷んでいる可能性がありますので避けましょう。

なめこが腐り始めると形が変化し触り心地が変わってきます。

買ってきたばかりの頃は袋の上から触っても分かるくらい弾力があり、コリコリとしています。ぬめりも少ないです。

時間が経過すると袋の中のぬめりが多くなり少し水っぽくなります。

なめこは袋の上からでも分かるくらいグニャとし、弾力もなく触っただけでなめこが潰れます。

なめこは少しずつ黒くなってきてぬめりの部分に白い斑点が浮き出てきます。

袋の中はドロっとした感じになり、なめこの形は少しずつ溶けてきます。

袋を開けると酸っぱい臭いがします。

触った感じもヌメヌメとして、手にとわりつく感じです。

スポンサーリンク

関連ページ

えのき

えのきだけは、きのこの中では椎茸に次いで生産量の多いきのこ類です。 そんなえのきだけですが、ちょっと忘れると冷蔵庫内でにょきにょきと伸び、変色したりしてしまうことがあります。 そこで今回は、えのきだけの上手な保存方法をご紹介します。

エリンギ

エリンギが安売りしていたので大量購入し、冷蔵庫で袋のまま保管していたのですが、水分が出てしまって、日がたつにつれて、変色…していきました。 大容量で買ってたので、すぐ消費できるわけでもなく余らして少し傷みは始めていました。 そんな時にエリンギを長期保存できる一番！良い方法を書籍から学んだのでぜひ参考にしていただければと思います。

きのこ

きのこの保存方法が分からなくて損をしていた時期がありました。 スーパーマーケットなどで売られているきのこのはたいてい冷蔵庫で冷やされています。 ですがきのこは冷蔵じゃなくて冷凍した方が良いのです。 この記事ではきのこの保存方法について解説したいと思います。

ぶなしめじ

ぶなしめじが安売りしていたからといって買いすぎてしまい、使いきれずに困ってしまった経験があります。 そこで、ぶなしめじの保存方法を調べてまとめてみることにしました。 簡単な工夫で通常よりも長持ちさせることができますので、もし、同じ悩みを持つ方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてください。