えのきの保存方法と腐った時の見分け方を紹介!
えのきだけは、きのこの中では椎茸に次いで生産量の多いきのこ類です。
そんなえのきだけですが、ちょっと忘れると冷蔵庫内でにょきにょきと伸び、変色したりしてしまうことがあります。
そこで今回は、えのきだけの上手な保存方法をご紹介します。
スポンサーリンク
えのきの保存方法
冷蔵保存
新鮮なえのきだけはカサが固く閉じていて大きさが均一であり、茎にピンとした弾力とハリがあり全体的に真っ白です。
劣化すると包装の中に水分が発生してきたり、茶色っぽく変色してきますので、そういった状態のものは避けましょう。
えのきだけは水分に弱いので、水分の発生に気を付けて保存することが大事です。
新鮮な状態ならビニール袋から出し、新聞紙に包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫に立てて保存すると1週間くらいは保存可能です。
買ってきた袋のまま保存すると袋の内部に水滴ができてしまい、えのきを腐らせる原因になります。
なので新聞紙で包むことで湿気を取ることがより日持ちさせるポイントです。
えのきは低温で栽培されてるので常温での保存には向きません。
1週間以上保存する場合は、以下の方法で保存しましょう。
冷凍保存
根元の石づきの部分を切り落とし、使いやすい大きさにほぐして、ジップロックなどの冷凍保存可能な袋に入れて冷凍します。
えのきだけは、冷凍することで旨味が増すのでオススメです。
乾燥保存
根元の石づきの部分を切り落とし、使いやすい大きさにほぐして、平らな竹ザルや干し野菜ネットに重ならないように並べます。
日の当たる場所で両面を返しながら3〜5日ほど干し、完全に乾燥させたらできあがり。
完全に乾燥させたら乾燥剤と一緒に密閉できる袋に入れて、冷暗所で保存します。
乾燥させることで水分が抜けるので、炒め物にしても水分が出ず、少ない油で調理可能です。
煮物にしても味の吸収が早いので、しっかり味の煮物が比較的短時間で出来ます。
また、えのきだけは紫外線に当てることでビタミンDが増えます。
干すことで甘みも増しますし、昼間の4時間ほど日に当てるだけでも違ってきますので、是非試してみてくださいね。
えのき氷
一時期流行った“えのき氷”にしておけば、使うときに便利ですし長期保存も可能です。
えのきだけ400gを用意し、石づきを切り落としたら3cm幅くらいに切ります。
水400ccと一緒にミキサーにかけ、ペースト状にします。
鍋に移して火にかけ、沸騰したら弱火にして、焦げ付かないように1時間かけて煮詰めます。
1時間したら冷まして製氷皿に移し、完全に凍らせたら出来上がり。
出来たえのき氷は、スープ・汁物・うどん・煮物・カレーなどに利用できます。
凍った状態で入れるだけで幅広く使え、手軽にえのきだけの栄養と風味を楽しめます。
えのきの保存期間はどれくらい?
えのきの市販品は賞味期限が書いてませんが、スーパーで買ってきた袋のまま冷蔵庫に入れた場合は3日が目安です。
袋から出して新聞紙&ポリ袋に入れた場合で1週間ほど持ちます。
また冷凍した場合で1ヶ月ほど、乾燥した場合で3週間ほど、えのき氷で2ヶ月保存可能です。
ただし、購入時の鮮度の状態によっても保存期間は変わるので注意しましょう。
えのきだけは、他のきのこ類と同様、低カロリーな上に豊富なビタミンB群と食物繊維を含み、ダイエット効果をUPさせたり成人病予防の健康食材として有名です。
近年では、ミネラル類やガン予防に効果を発揮するβグルカンが、他のきのこ類より豊富に含まれているといわれています。
えのきだけをおいしく保存して、健康を手に入れましょう。
えのきが腐った時の見分け方
新鮮なうちは、色も白く、えのきの柄の部分もピンとして張りがあります。
腐る時は徐々に色が黄色くなり、ピンとしていたえのきの柄の部分がくねっと曲がってきてえのきに張りがなくなってきます。
また、根元に少し着いている培養の土?の様なものがポロポロととれやすくなります。
その後、えのきの傘の部分が触った時にネチョネチョしてぬめりが出てきます。
ぬめりが出ているということは腐敗菌という菌がえのきの中に増殖している証拠なので食べると食中毒の原因になりかねません。
ただし、加熱することで出るぬめりについてはえのきの栄養成分によるものなので大丈夫です。
えのきが腐ると水分が抜けていくのか段々と細くなり乾かしたような状態になります。
色も黄色から茶色になります。
元々あまり匂いのしない野菜なので、腐っても臭くなったりはあまりしませんが、異臭がしていたら間違いなく腐ってます。
この状態を食べたことはありませんが、黄色くなったくらいであれば味は変わりません。
スポンサーリンク
関連ページ
- エリンギ
- エリンギが安売りしていたので大量購入し、冷蔵庫で袋のまま保管していたのですが、水分が出てしまって、日がたつにつれて、変色…していきました。 大容量で買ってたので、すぐ消費できるわけでもなく余らして少し傷みは始めていました。 そんな時にエリンギを長期保存できる一番!良い方法を書籍から学んだのでぜひ参考にしていただければと思います。
- きのこ
- きのこの保存方法が分からなくて損をしていた時期がありました。 スーパーマーケットなどで売られているきのこのはたいてい冷蔵庫で冷やされています。 ですがきのこは冷蔵じゃなくて冷凍した方が良いのです。 この記事ではきのこの保存方法について解説したいと思います。
- なめこ
- つるんとした食感が美味しいなめこは、味噌汁にしても手軽でおいしく、炒め物やあんかけにも大活躍な食材ですよね。 あまり旬を感じない食材ですが、天然物の旬は秋から冬。 食材として利用しているのは、ほぼ日本だけなんですね。 そんななめこですが、美味しく保存するにはどうしたらよいのでしょうか。
- ぶなしめじ
- ぶなしめじが安売りしていたからといって買いすぎてしまい、使いきれずに困ってしまった経験があります。 そこで、ぶなしめじの保存方法を調べてまとめてみることにしました。 簡単な工夫で通常よりも長持ちさせることができますので、もし、同じ悩みを持つ方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてください。